2025/07/14 14:37
・商品・味・発酵について
Q. 市販のキムチと、一番違う点は何ですか?
A. 一言で言えば、「キムチ風味の調味料」ではなく、「発酵が生きている本物の食品」であるという点です。
私たちは、うま味調味料(アミノ酸)・保存料・着色料といった人工添加物を一切使用せず、選び抜いた天然素材の力と、生きた乳酸菌の働きだけで、この味を作り上げています。
食べた後に、体にスッと染み渡るような、澄んだ後味がその何よりの証拠です。
Q. 賞味期限はどれくらいですか?なぜ一般的なキムチより短いのですか?
A. 賞味期限は、製造日より30日と設定しております。
これは「安全に食べられる期限」ではなく、多くの方がフレッシュな味わいとして楽しめる「美味しさの目安」です。
発酵を止める保存料等を使用していないため、一般的なキムチより短く感じられるかもしれませんが、これも「発酵が生きている」証拠です。
なお、発酵食品ですので、冷蔵庫で適切に保存していただければ、原則として腐敗することはありません。
Q. 届いたばかりのキムチと、数日経ったキムチで味が違う気がします。
A. はい、その通りです。
お客様は、本物の発酵食品が持つ、最も大きな魅力に気づかれました。
私たちのキムチは、工房から出荷された後も、お客様の冷蔵庫の中で、乳酸菌の働きによってゆっくりと発酵・熟成を続けます。
味の変化の簡単なチャート図をご用意しましたので、これを参考に、あなただけの「食べごろ」を見つけるのも、一つの楽しみ方です。
Q. 開封したら、少しシュワシュワと発泡しています。これは何ですか?
A. それは、乳酸菌が元気に活動している、何よりの証拠です。
特に、密閉された状態で温度が少し上がると、発酵が進み、炭酸ガスが発生してシュワシュワと感じられることがあります。
品質には全く問題ございませんので、安心してお召し上がりください。
Q. キムチの表面に白い膜のようなものが出てきました。これはカビですか?
A. それは、「産膜酵母(さんまくこうぼ)」と呼ばれる酵母の一種である可能性が高いです。
人体に有害な青カビや黒カビとは異なり、食べても害はありませんが、キムチの風味を損なうことがあります。
もし発生した場合は、その部分だけを清潔なスプーンなどで取り除いていただければ、問題なくお召し上がりいただけます。
空気に触れると発生しやすくなるため、キムチの表面をラップで覆うなどの対策が有効です。
Q. 少し酸っぱくなってきました。もう食べられませんか?
A. どうか、捨てないでください!
その酸味こそ、発酵が順調に進んだ証であり、うま味成分が豊富に含まれている証拠です。
そのまま食べるのが苦手な場合は、豚キムチ、チャーハン、チゲ鍋など、加熱調理してみてください。
熱が加わることで、酸味がまろやかなコクと旨みに変わり、驚くほど料理の味を深くしてくれます。
Q. 一番の「食べごろ」はいつですか?
A. お客様のお好みに大きく左右されます。
が、私たちの工房としてのオススメは、賞味期限から逆算して14日〜7日前の期間(製造から16日〜23日目頃)です。
素材のフレッシュな味わいと、発酵による熟成の旨みが、最もバランス良く調和した、私たちが理想とする味わいの一つです。
Q. 辛さはどのくらいですか?子供でも食べられますか?
A. 各商品ページに、5段階の辛さレベルの目安を記載しております。
唐辛子のマークが2つの「甘口白菜キムチ」や「レンコンキムチ」などは、辛いものが苦手な方やお子様でも、「美味しい」と感じていただけるような、マイルドな味付けを心がけています。
・食べ方・保存方法について
Q. おすすめの保存方法を教えてください
A. 密閉可能なタッパーやジップロックなどでの保存がオススメです。
なるべく空気に触れないようにし、低温保存を心がけると酸味が出るまでの時間が長くなり、より長期間そのままの味でお召し上がりいただけます。
Q. 冷凍保存はできますか?
A. お勧めできません。
白菜などの野菜の繊維が壊れてしまい、解凍した際に水分が出て、本来のシャキシャキとした食感が失われてしまいます。
Q. ご飯のお供以外に、おすすめのアレンジレシピはありますか?
A. シンプルに冷奴の上に乗せたり、豚肉で巻いて焼いたり、納豆と和えるのも、発酵食品同士の組み合わせで「腸活」に最適です。ぜひお試しください。
無添加・原材料について
Q. 「無添加」とは、具体的に何が入っていないのですか?
A. 私たちが指す「無添加」とは、うま味調味料(アミノ酸)・保存料・合成着色料・各種調整剤といった、本来は不要な人工物を加えない、という意味です。
醤油など、伝統的な製法で作られる原材料に元々含まれる成分が、食品表示法上「添加物」と表記される場合はありますが、私たちは、その原材料を作るパートナー企業の哲学まで含め、添加物に頼らない、正直なものづくりを徹底しています。
Q. なぜ、うま味調味料(アミノ酸)を使わないのですか?
A. 使う必要がないからです。
鳴門鯛の魚醤、瀬戸内産のアミエビ、てんさい糖、そして昆布や鰹節から丁寧に引いた出汁など、最高の天然素材たちが、それだけで十分に、複雑で、奥深い「うま味」を生み出してくれます。
私たちは、その素材本来の味を、お客様に正直に届けたいと考えています。
Q. 原材料の産地はどこですか?全て徳島県産ですか?
A. 「可能な限り、徳島県産・国産の素材を選ぶ」のが、私たちのポリシーです。
しかし、白菜や各種野菜は、天候や季節によって、徳島県産が手に入らない時期もあります。
その場合は、その時期に最も品質の高い、国産の素材を厳選して使用しています。
正直であることが、品質を保つ上で最も重要だと考えているからです。
Q. アレルギー情報について教えてください。
A. 私たちのキムチには、【小麦、大豆、えび、さば】などが含まれております。
各商品ページにも記載しておりますので、アレルギーをお持ちの方は必ずご確認ください。
Q. ヴィーガンやベジタリアンでも食べられますか?
A. 申し訳ございません。私たちのキムチは、味の奥行きを出すために、鳴門鯛の魚醤や、瀬戸内産のアミエビといった魚介類を使用しております。そのため、ヴィーガンや、魚介類を召し上がらないベジタリアンの方には、お勧めできません。
・価格・ブランドについて
Q. なぜ、一般的なスーパーのキムチより値段が高いのですか?
A. それは、私たちが、「時間」と「手間」と「哲学」に、一切の妥協をしていないからです。
採算度外視で選び抜いた国産・無添加の素材たち。
塩分濃度を細かく調整し、一枚一枚手作業で漬け込む、気の遠くなるような手間。
そして、最高のチームで、最高の品質を追求するという、私たちの想い。
その全てが、この価格に込められています。
Q. 鳴門キムチの名前の由来は何ですか?
A. 私たちのものづくりの原点である「鳴門」への敬意を表しています。
鳴門の渦潮が育んだ「塩」、鳴門海峡の「鯛」を使った魚醤など、徳島・鳴門由来の素材をふんだんに使用していることから、名付けました。
Q. なぜ、障がい者雇用に力を入れているのですか?
A. それが、最高のキムチを作るための、最も合理的な経営戦略だからです。
地方の深刻な労働力不足という課題に対し、「障がい」というレッテルで見過ごされてきた、驚くべき「才能」と出会うこと。
それが、私たちの工房が、他に真似のできない品質を生み出す、力の源泉です。
Q. オンラインストア以外で購入できる場所はありますか?
A. 徳島市北矢三町にある弊社併設の販売所のほか、徳島県内の産直市やスーパーマーケットの一部でもお取り扱いがございます。
詳細な店舗リストは、別途お問い合わせください。